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フリーランスの道へ進むためのステップとしてSESがおすすめではありますが、SES契約で仕事をする場合に注意したい点がいくつかあります。それらは人材サービスの利用にも共通して言えることなので、次のステップへ進む前によく確認をしておくようにしましょう。確認しておくことや明確にしておくことばかりで大変に思えるかもしれませんが、トラブルが起きてから後追いで細部をチェックして、結局どうにもならず悔しい思いをするよりも、少々大変でも最初にきっちりやっておいたほうが後々安心して仕事に専念できるので、面倒でもここは丁寧に対応しておくようにしましょう。
契約を結ぶということは、お互いが内容に全て同意していることになるので、後から変更はできません。確認を怠ったがために苦しむのは自分自身なので、トラブルを回避するためにも契約書を交わす前に内容の細部までしっかり確認し、不明点や疑問点があれば確認をとりましょう。
SESの契約形態は「業務委託」です。業務委託とは、技術力を提供するということであって、報酬は労働に対して支払われるものです。エンジニアに指示を出せるのは受注企業ですが、発注先の企業が業務に対する指示を出したり勤怠管理をしたりする偽装請負の恐れがないか注意する必要があるでしょう。
提示された報酬金額が税別か税込かでトータル金額が大きく異なるので、どちらなのか最初にしっかりチェックしておきましょう。フリーランスの場合、税込の額で提示されることがほとんどですが、この点が曖昧になっているようなら税込の金額を提示して交渉してみましょう。仕事上移動の必要がある場合、交通費や宿泊費などの経費のことについても要確認です。また、締め日、支払日、支払い方法、支払日が休日の場合などについては最初の段階で把握しておきましょう。
SES契約の場合、指示を出す権限は受注した企業にあるため、常駐先からの指示を受けられないことになっています。しかし、作業内容や作業範囲が明確になっていない場合、本来携わる業務の範囲から外れた業務を常駐先からいろいろ頼まれてしまうなどの弊害が起こりかねません。そのようなことを予防するためには、初回契約時に作業範囲についての枠組みを作っておくことが有効です。常駐先の企業がSES契約と派遣契約の違いを理解していない場合、 SES契約のエンジニアを派遣のエンジニアと同様に使ってしまうこともあるので、本来の仕事を逸脱するようなことがあれば、そのまま流されて引き受けてしまうのではなく、受注先に報告、相談を必ず行うよう徹底しましょう。
稼げるフリーランスになって長く続けていくためには、努力がどうしても必要です。ITエンジニアとしての実力を高めていく努力はもちろんですが、仕事をいくつも経験しながらコミュニケーション力を高めることも意識しておきたい点です。また、好んで選ばれるフリーランスになるための人間力強化も重要な要素です。そうして努力していくうちに、人脈も徐々に増えていくはずなので、そこから新たなチャンスを見つけて仕事につなげていくようにしましょう。
独立の夢を叶えるために早く前へと進みたい気持ちになるかもしれませんが、フリーランスとして長く地に足をつけて頑張っていくためにはスタート時のスキルがとても重要です。そこで、フリーランスの第一歩としておすすめなのが、独立の前にSES契約という働き方でITエンジニアとしての経験値を上げるという方法です。人材サービスを利用して派遣社員として働く方法もありますが、IT系フリーランスを目指すならSESが最適です。
企業と求職者のマッチングをサポートするサービス、求職者と契約を結んで企業に派遣するサービス、正社員や契約社員として直接雇用することを前提に一定期間人材を派遣するサービスなど、人材紹介を行うサービスにはいくつかの種類があります。フリーランスとして働くのであれば自分で自由に営業をすることができますが、人材紹介サービスを利用する企業が増えているということもあって、仕事探しを人材紹介会社に依頼するフリーランスも増えています。